安全上の注意

器具の使用方法は取扱説明書に従ってください。

使用環境・使用条件

■照明器具は周囲温度が5~35℃の範囲でのご使用をおすすめします。蛍光灯器具の場合、低温での使用は暗くなったり、点灯しない場合があり、また点灯直後にちらつきが発生する原因になります。 高温での使用は器具が過熱したり、短寿命や明るさ低下の原因になります。

■器具には通常の屋内用器具、湿気、水気のあるところに使用できる器具および屋外用器具があります。

■器具の定格電圧と電源電圧は、器具を取り付ける前に必ず確認してください。間違って器具に過電圧を印加した場合、 ランプ、安定器等の寿命が短くなったり、過熱して火災の原因になります。

■断熱施工をされる場合は、必ず各施工方法に対応した断熱施工対応型の器具をこ使用ください。 断熱施工対応型以外の器具を使用された場合、火災の原因になります。

■器具取付面は90℃を超えないように設計されていますが、空気流通が悪いとランプ熱による空気対流で周囲の埃が天井に付着し、天井面を変色させる場合があります。

■蛍光灯器具には電源周波数50ヘルツ(Hz)、60ヘルツ(Hz)用の区別があるものがあります。必ず電源周波数のあった器具をご使用ください。間違えてご使用されるとランプの寿命が短くなったり、過熱して火災の原因になります。(佐渡は60Hzです。静岡県および上信越地区は50Hz・60Hzが混在していますのでご注意ください)

周波数を間違えて使用した場合

50Hz用→60Hzで使用

  • 暗くなる

  • 点灯に時間がかかったり、ランプが点灯しないことがある

  • ランプの寿命が短くなる

60Hz用→50Hzで使用

  • 明るくなる

  • 安定器の温度上昇が高くなり短寿命や焼損の原因となる

  • ランプの寿命が短くなる

■住宅用埋込型照明器具選定のご注意
「断熱構造とする天井又は屋根に埋込み型照明器具を取り付ける場合にあっては、断熱材で覆うことができるものを使用すること。*」となっています。
断熱構造の住宅の天井又は屋根にはS形タイプをご利用ください。

住宅に係るエネルギー使用の合理化に関する設計、施工及び維持保全の指針(平成18年国土交通省告示第378号3(2)イ(ニ))

ダウンライトの種類と施工方法

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設備・施工

■一般の方の工事は禁止されています。器具の取付工事は必ず、工事店、電気店(有資格者)に依頼してください。

■器具の取り付けは、指定箇所および重量に耐えられるところにおこなってください。器具の落下、感電、火災の原因になります。

■指定以外の方法で器具同士を密着させたり、集合させて使用しますと、過熱により器具が変形、変色したり火災の原因になります。

■器具と照射面の距離は、指定より近すぎると、被照射物の変質、変色、火災の原因になります。

■アース工事は電気設備の技術基準に従い確実におこなってください。アースが不完全な場合は、感電の原因になります。

■傾斜天井においては、傾斜天井対応型器具、傾斜天井取付可能型器具をご使用ください。これ以外の器具を取り付けますと、破損、落下の原因になります。

■工事なしの器具については、一般の方も取り付けできますが、必ず「取扱説明書」に従って取り付けをおこなってください。不備があると器具落下などの原因になります。

■屋外用器具は、防水処理をおこなってください。防水不備があると、感電、火災の原因になります。

■防雨・防湿型器具は、取付場所、取付面などにご注意ください。

取付場所について

取付面のご注意

防水器具は、本体パッキンが密着する平らな面に取り付けてください。

凹凸のある面に取り付ける場合は必ず防水シール材で隙間を埋めてください。 防水処理が不完全ですと電源穴、取付穴から器具内部に浸水し、感電、火災、器具破損の原因になります。

その他のご注意

・裏面から雨がかかるような取り付けはしないでください。

・器具の取付面を逆さにしますと防水性が損なわれます。正しい位置でご使用ください。

・高湿度内で長時間ご使用の場合は、点灯・消灯による呼吸作用を回避するため、電源ボックスを使用するなど密閉性を高めた工事をおこなってください。

使用上の注意

■器具を改造したり、部品を変更して使用しないでください。落下、感電、火災等の原因となります。

■ブラケットライトや電気スタンドなどにものを被せたり、近づけたりすると、思わぬ事故に繋がる場合がありますので、器具の30cm以内にものを近づけたり、また、周囲のものが倒れかかったり、接触する恐れがある場所には器具を取り付けないでください。

■セード・グローブの取り付けは、「取扱説明書」に従って、確実におこなってください。取り付けに不備があると落下の原因、防水器具の場合は、浸水により火災・感電の原因にもなります。

■万一、煙が出たり、変な臭いがするなどの異常状態のままで使用すると火災、感電の原因になります。すぐに電源スイッチを切り、異常状態がおさまったことを確認してから、工事店、お買い上げ電気店または弊社もよりの営業所へご相談ください。

■LEDを長時間直視するのはやめてください。目に悪影響を及ぼすおそれがあります。

■LEDは音響・映像機器を使用すると、雑音の原因となる場合があります。その場合は器具から離して使用してください。

■蛍光灯器具は、安定器の鉄芯の振動で若干のうなり音を発生します。また、プラスチック・アクリルカバーを使用した器具では、点灯・消灯後に音がする場合がありますが、器具の異常ではありません。

下記のような場所は、ものが近づき易いため、器具の設置を避けるか、または、設置した場合であっても、器具にものが近づくことがないよう、十分注意してください。

保守・点検

明るく安全にご使用していただくために、取扱説明書に従い定期的に保守・点検をおこなってください。

ランプ交換について

■点灯中および消灯直後は、ランプおよび器具が高温となっておりますので、手を触れないでください。火傷の原因になります。

■ランプ交換やお手入れの際は、必ず電源を切ってください。感電の原因になります。

■ランプ交換の際は、必ず本体表示通りの種類・ワット(W)数の適合ランプをご使用ください。間違った種類・ワット(W)数のランプを使用すると、過熱により火傷や器具が変形、変色したり火災の原因になります。状態がおさまったことを確認してから、工事店、お買い上げ電気店または弊社もよりの営業所へご相談ください。

照明器具の点検について

設置して8~10年経つと、外観に異常がなくても内部の劣化が進行しています。
点灯時間が増えると、照明器具の部品は熱の影響により劣化し、安全面での問題が起き易くなるだけではなく、エネルギー消費効率も低下します。
従いまして、照明器具は安全・省エネのためにも、定期的な点検をおすすめします。
点検をせずに長時間使い続けると、まれに発煙、発火、感電などに至るおそれがあります。

使用条件は周囲温度30℃、1日10時間点灯、年間3,000時間点灯です。周囲温度が高い場合や、点灯時間が長い場合は、寿命が短くなります。(JIS C8105-1解説による)

ランプ寿命・器具寿命の お知らせ機能について

当社のインバータ製品にはランプと器具の寿命をお知らせする機能を付属しています。(一部の器具を除く)

LED器具について

LED器具のLEDモジュールは長寿命ですが、構造は一般の照明器具と変わりません。
定期的な清掃や点検は必ず実施してください。

■推奨する点検〜交換の流れ
当社では、器具の状態を確認する「チェックシート」をご用意しております。
安全チェックシートに基づいた自主点検を1年に1回おこなってください。
気になる症状がみられる場合は、ご購入した販売店・工事店・メーカーなどの専門家にご相談ください。

照明器具の点検&交換の目安については、日本照明工業会ホームページにてご参照できます。

日本照明工業会ホームページへ

長期使用製品安全表示制度

長期間使用されることによって事故の発生率が高い製品について、本体に「製造年」「設計上の標準使用期間」「注意喚起等」の表示が義務化されました。(電気用品安全法の改正に基づき、2009年4月1日以降の生産品から表示を開始しています)

表示制度の対象電気用品

扇風機・エアコン・換気扇・洗濯機・ブラウン管テレビ 計5品目 ODELICの商品では、シーリングファン(天井扇)が対象品です。

経年劣化* による発火・けがなどの事故防止のため、1年に1回は「安全チェックシート」に基づいた点検をおこなってください。

「経年劣化」とは、長期間にわたる使用や放置にともない生じる劣化をいいます。

長年ご使用のシーリングファン(天井扇)の点検を!

このような症状はありませんか?

・電源を入れても回転しないときがある

・回転が遅い、または回転が不規則

・こげくさい臭いがする

・モーター部が異常に熱い

事故防止のため、このような場合は使用を中止し、 ご購入された販売店・工事店・メーカーなどの専門家に ご相談ください。