仲間たちのコトバ

頑張ったかどうかなんて関係ない

プロセスがどうであれ、製品を気に入られるかどうかが全て

営業 中島 卓也

開発部 第2開発課
小島 光理
2010年入社

「価値のあるもの」を意識してデザインする

照明器具のデザインという仕事は、単に照明というプロダクトを考えるのではなく、「光」という素材を軸にして様々な価値をカタチにしていくことなのでは、と思っています。

自分の仕事では、何もない真っ白な紙にスケッチを描くことから始まり、コンセプトを決め、構造を考え、数値化し、工場を動かします。一つの製品ができるまで、多くの工程において自分の意思が反映されると同時に、その背景にたくさんの関係者に動いていただいているという大きな責任が生じます。だからこそ中途半端なモノではなく「価値のあるもの」を意識してデザインすることが大切だと実感しています。
照明においての「価値のあるもの」というのは、「照明」や「あかり」という機能以上の新しい発見を与えてくれるものだと思っています。そう思うのも、国内外の展示会を視察したり、新しい商業施設や建築物に足を運んだりしている中で、人々の暮らしや時間を楽しく豊かにしている「価値のあるもの」を多く目にしてきたからです。

そのような“世の中に何かしら新しい価値を提供する”というメーカーの仕事を通して、私たちの照明を使って頂ける方には、光という存在やオーデリックという会社に対していつも新鮮な気持ちを持っていただきたいという思いがありますし、その一つ一つの製品に関係している全ての人が報われるように、日々の仕事に向き合っています。

「自分だったらこれを欲しいと思う?」と自問自答

実際にデザインをする際には、できるだけ“その製品を使うことになった人”の気分でデザインするようにしています。そして悩んだり迷った時には「自分だったらこれを欲しいと思う?」と自分自身に問いかけるようにしています。

製品を使う人の暮らしや趣味を想像(妄想?)することはその製品のキャラクターを明確にしてくれますし、途中いくつかの選択肢が出てきて迷ってしまった時でも、一貫したコンセプトを守ることができます。
また「自分が欲しくないようなものはきっと他の人も欲しいと思ってはくれない」という考えのもと、デザイン的に妥協しなければならないことが起こった際でも芯の部分はぶれないように軌道修正することを心がけています。

基本は「とにかくやってみる」

この数年で自分なりに積み上げてきた私なりのやり方のようなものはありますが、基本は「とにかくやってみる」ということだと思います。
アタマで色々考えて「無理かなぁ」「心配だなぁ」などとモヤモヤするのは日常茶飯事ですが、まず一度やってみる。提案してみる。ダメだったら思い切ってゼロに戻す。

そういった作業を避けて通っていてはきっと当たり前に思いつくものしか作れないと思うので、それがデザイナーとして一生役に立つ自分の感覚や自信に繋がっていくはずだと信じて、愚直にトライ&エラーを繰り返しています。
そしてその先には、ただ目立ったり印象に残るだけではない、「照明」や「あかり」が根本的に持っている「情緒」のようなものをしっかりと感じられる“新しいね。だけで終わらないもの”が作ることができればと思っています。

頑張ったから評価されるという考えは通用しない

当初は純粋に「コツコツ頑張って良いモノをデザインする!」と考えてこの道に飛び込んで来ましたが、入社して早々上司から「頑張ったかどうかなんて関係ない、結果が全て」と言われたことはちょっと予想外でした。
お客様にとってみれば、それまでのプロセスがどうであれ、最終的なその製品を気に入られるかどうかが全てです。プロとして成果を求められる会社という環境の中では頑張ったから評価されるという考えは通用しないのだな、と自らの意識を変化させる必要がありました。
そんな環境なので、私のいる部署では結果を出すまでの仕事の進め方は本当に人それぞれで、やりやすい方法を自分で探しながら自分なりのやり方考え方で仕事をしている人が多いのも特徴かなと思います。
また、デザインの仕事をしていても扱っているのは電気を使う照明器具ですから、やはり電気工学的な知識は必要です。特に現在はLED光源が主流の世界ですので、LEDという機構の構造や特性をデザインに生かす必要もあり、元々そういった分野に疎い私には「何だか大変な所に来ちゃったかな....」と不安に思うこともありました。

その他にも、展示会やショールーム等の空間デザイン・配灯計画や器具取付作業、各種グラフィックの作成など、純粋な照明器具デザイン以外の仕事もたくさんあるのにも驚いた記憶があります。

不安だった要素が自分の強みに変化する

自分自身が思い描いていた仕事とは異なる部分もあり、入社当時は自分がこの仕事に合っていないのではといつも不安な気持ちでいました。
しかし今思えば社会人になったばかりの私に適性など判断できるわけもなく、日々の仕事に翻弄されている中で「やってみたら意外とできた」という感じで自分の新たな引き出しを発見することもありました。
それが分かると不安だった要素が自分の強みに変化することもあるので、先ほどの話とも繋がりますが、デザインの仕事に限らずとにかくやってみる・続けてみるということは大事なことだと思います。

今の私にとってこのオーデリックでの仕事は、もちろん全てではありませんが、自分のやりたいと思えることを比較的やらせてもらえる場かもしれません。
そのために自信を持って自分のやりたいことをしっかりと主張することも必要ですが、実現するにはどうしたら良いかなど自由に意見を言い合える環境のように思います。
そんな中で毎日どっぷりと照明に関わっていると、普段の何気ない生活がそのまま仕事のアイディアに繋がるという機会も多々あったりして、半分趣味というか生活の延長線上のような感覚で“仕事なんだけど仕事じゃない”感じになったりもします。
そんな日々を振り返っていくと、この会社に就職活動で初めて訪問した時から妙な“安心感”のようなものを感じていたのは、私の名前が「光理(ひかり)」であることもそうですが、そんな目に見えない空気感がしっくり来る御縁のようなものが少なからずあったのかなと思えなくもありません。

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